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本気で青筋を立てて怒りまくっていた。

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本気で青筋を立てて怒りまくっていた。

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本気で青筋を立てて怒りまくっていた。インモラル媚薬
「ごめんソルベ、俺もうすぐクビだから」
 鬱陶しい、自分にはナホにかばってもらう価値なんかない、そう思うからテキトウに謝った。
「ちょっ、マミヤーッなんかいいかえしなさいよっ、すこしぐらいっ」
「傑作だなっ、女の腐った奴はそうやって他人に頭下げつづける人生ってわけだっ」
 ソルベはひとしきり、取りまきたちと笑いあってから、ナホに半笑いをむけて、
「なあ? こんな負け犬の相手はやめてさ、僕のグループに入れよ、僕ってば、また年俸が上がっちゃってさあ、こんなに? ってくらいなんだぜ? なんせ僕はGⅡ,GⅢあわせて一八勝無敗だからさ──」
 ひっぱたいた、ナホが一八勝無敗の異端審問猟騎兵中尉様の横っ面を盛大にひっぱたいた。
 クラスの連中が集まり出した。
 ナホやめなよー、とナホの友達連中がいってくる、おいケンカやめろー、と中立派のグループの男女たちも大声をあげ出した。インモラル媚薬
 そこへ初老のクラス担任がようやく入室してきた。
 皆、自分の席に着き始める。
 ソルベはナホをじっとり、凝視しながら、
「……このままじゃ済まさないぞ、いいか、絶対にだからな」
「アンタなんかそのうち負けてみなさい、自称エリートクンほど負けると脆いモンよっ」
「……」
 ソルベはナホを見て、マミヤを睨み下ろし、ついで教壇の担任に一瞥をくれた。
 無言で立ち去っていった。
 取りまきたちが中指を下品に突っ立ててくる。
 しっしっ、とナホが掌をふって追いかえす仕草をする。
 彼女がどっかと席にまた座りこんだ。
「ナホ」
 彼女は席に座りこんでいた。
 マミヤに貌を見せず、片肘をついてうつむいていた。
「なんでおまえが泣く?」
「ばーか、このあたしが泣くわけないじゃないっ」
 マミヤはまたデスクに突っ伏して、
「……ごめんな」
 ナホがこっちをむく、その気配を感じる。
「だからっ、なんで……そんなすぐ謝んのよっ」
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